もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
円ちゃんのお母さんにお任せすること1時間半後、着付け、ヘアセット、ヘアメイク全てが終了し、鏡の前に立つと今までの自分と見違えるほど変わっていた。
「凄い…」
「私の手に掛かればこんなもんよ!
藍ちゃん、おでこ見せたら随分大人びたわ」
「本当にありがとうございます!」
鏡で見るおでこ全開に恥ずかしくなる…
おでこを出し、サイドの髪の毛を巻いて、後ろ髪は下の方でお団子にしてもらった。
今まで普通に下ろして何もヘアアレンジをしたことが無かった髪。
髪を少し巻くだけでこんなにも雰囲気が変わるのか…
でも、ヘアアイロンは使えないな…
拓叶に嫌な過去が蘇ってしまうから。
「藍ちゃんすごく可愛い!!
白にピンクのお花柄がよく似合ってる!!」
「ありがと…」
「これはもう拓叶くんベタ惚れ間違いなしだよ!」
「もう…!!」
もう一度鏡に映る自分を見て、少し頬が緩んでいることがわかった。
早く…見せたい。
拓叶…どんな反応するかな?