もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
「藍ちゃーん!!」
円ちゃん達と合流したのは、あれから30分後。
その間に二人で一つのかき氷を食べたりして、もう拓叶の体調は良好に見えた。
『いやー、まさかすぐはぐれるとは思わなかったな〜』
「で、漣くん達はどこ行ってたの?」
『んー、射的したり金魚すくいしたりカステラ食べたり…』
なっ…まさかの二人の方がデートっぽい!?
…羨ましい。
でも、まぁ…仕方ない!!
隣に拓叶が居てくれる…ただ、それだけでいいんだ。
「ね、もうすぐ花火始まるって!!」
『おっ!
じゃぁ、見やすい場所行くか!』
漣くんの提案に頷いて、四人で場所を変える。
ここの花火見るのって、すごく久しぶり。
このお祭りは一度、伊織と来たことがる。
…といっても、伊織の妹さんと三人でだけど。
どうしても行きたいって言う妹のみっちゃんに伊織は仕方なく頷き、どうせならとあたしを誘ってくれたんだ。
懐かしい…