もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
大事そうに財布を閉まってくれたのを見て、テーブルに置いたままのケーキを思い出す。
「ケーキ、食べよ!」
『うん』
「チョコか苺のショートケーキ、どっちがいい?」
すると拓叶は人差し指でチョコの方を指差した。
よかった…
甘い物苦手とか言われないで…
「じゃぁ、チョコの方どうぞ」
『ありがと』
「さて、食べよ!
拓叶 17歳、おめでとう!!」
拓叶は嬉しそうに笑って『いただきます』と言ってチョコケーキを一口、口に運んだ。
『…美味い』
「拓叶?」
すると、拓叶の瞳から涙が零れ落ちた…