もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
「って、服着なよ?
身体冷やすよ?」
『藍のこと抱きしめときゃ、身体冷やさねーだろ』
「そ…そんなんじゃなくて!!」
『はいはい。
上着るから怒んなよ?』
渋々あたしから離れて上を着た拓叶は、部屋の電気を消した。
真っ暗になる部屋…
二人してベッドに入ると、拓叶はあたしを腕枕して抱き寄せた…
『今日はすげー楽しかったよ』
「あたしも、ほんと楽しかった」
『来年はもっと、お祭りデートちゃんとしような』
拓叶…
拓叶の大きな左手が、あたしの左手をぎゅっと包み込む。
「うん」
密着する身体と身体の体温でだんだん眠気が増してくる…
大好きな人の腕の中で眠りにつける幸せ…
贅沢な幸せだ…──────