もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
自分でもなんとかしたい。
だけど…やっぱりあたしの声なんか…
『俺は手伝うよ?』
「伊織…」
伊織は立ち上がって、あたしの肩に手を置いた。
『川北も…ちょっと手伝ってくれない?』
「…し、仕方ないなー。
わかったよ!
杉崎さん下書きの紙ちょうだい!」
川北さん……
『俺も…何か手伝うよ。』
席を立って側に来てくれたのは遠藤くんだった…
話すのはあの日の放課後の教室以来だ…
『…色々とごめんな。』
「うぅん。
あたしが誤解される行為したから…
それに悪ノリしたんでしょ?」
男遊び…
拓叶と関わるまで、何度もしていたこと。
一人の男に遊ばれてから、そいつが変な噂を学校中に流した…
別に、それに関しては怒ってない。
あたしも悪いから。
『…ほんと、ごめん。』
「あたしこそ、ごめん。
…じゃぁ、この話しは終わり!」
遠藤くんは何も悪くないよ。
龍也くんを早く忘れるために、色々な男を見たら、早く楽になれるかな…って考えたあたしがバカだった。
『藍、看板ってどのくらいの大きさ?』
「あぁ、ちょっと待って」
自分を変えるのは…ここしかない!
最悪な印象から…少しでも変えたい。
きっとまだ、
“男遊びをしてその上で、クラスの爽やかイケメン内山くんを奪った”
そう思われている。