もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
拓叶が好き。
だからこそ、傍で支えたい。
迷惑かけてばっかりだけど…でも、拓叶には作り笑いよりも、心から笑って欲しい。
隣に座る拓叶を横目で見る…
『なーに、難しい顔してんだよ?
ほら、口開けろ!』
んん…なかなか言えない。
変な事言って、せっかくの文化祭を嫌な気持ちにさせたくない。
あぁもう!!
口を開けると、熱々のたこ焼きを口の中に放り込まれた。
「あっ…つい!」
『ははっ、可愛い』
ねぇ、その表情は作ってないよね?
強がらないでよ…
私の事なんて…一番じゃなくてもいいんだよ。
拓叶はいつも自分のことを後回しする。
それは拓叶の良いところで…悪い癖。
あたしじゃ、頼りないかな?