もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
震えが止まらない…
足がガクガクする…
人気の少ない校舎裏に着くと、伊織はあたしの背中を摩って座らせた。
「ひくっ…ひくっ…」
『ごめん…』
「なんで…ひくっ…伊織が…」
『あの場で、声張って言い返せなかった…』
伊織は何も悪くないのに…
悪いのは全部、あたしだ。
男遊びなんかしたから…
取り返しのつかない過ち。
もう、反省しても遅い。
バカなあたし…
「もう…辛いよ」
『藍…』
ぎゅっと強く伊織はあたしを抱きしめた…
ごめんなさい…
ごめん…なさい…