もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開



『藍?』


「へ?」



かき氷を販売しながら、ぼーっと嫌な考え事をしていると、拓叶があたしの目の前で手をひらひらさせた。


心配そうにあたしを覗き込む顔…



「あ、ごめん!」


『大丈夫か?ちょっと休む?』


「うぅん!大丈夫!」


『…ならいいけど、無理すんなよ?』


「うん。ありがと」



拓叶は首を傾げると、売り込みの声出しを始めた。


伊織の話が気になって仕方がない。


だけど、今は文化祭を楽しむことに集中しよう!



「ね!!あの人、すっごいカッコよくない!?」


「かき氷屋の男と人、超タイプなんだけど!」


「お兄さん、かき氷ください!!」



へ。


へ。


へーーーーー!?




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