もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開



拓叶の売り込みの一言で、前に女子高生の行列が出来てしまった。


しかも、他校の女子までたくさん…

みんなして目がハートに見える…!!



「彼女さんいるのかな…」

「いや、どうだろ。
でも居たら絶対、美人さんだよ!!」



とのヒソヒソ声が聞こえてしまう…


会計役のあたしはそんな会話を耳に、「こんなブスでごめんなさい…」と、謝りながらお釣りを渡す…


拓叶が素早くかき氷を用意して渡すと、女子高生は目をキラキラさせて受け取る。



『ったく。
あいつら、いつ戻って来るんだよ!!』


「まぁまぁ…大事な告白…って」



人混みから走って来る二人が見えた。



『あー、悪い悪い!えっと…20分遅れってとこか』


『お前なぁー!』



笑いながらも満面の笑みで戻ってきた漣くんの左手には、円ちゃんの手が握られていた…


ってことは!?!?




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