もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
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文化祭終了時間になり、長かった当番時間を終えた。
『あぁー、疲れた。
ほんと、疲れた。
誰かさんの爽やかスマイルのせいで!!』
『はあ?
俺は元からこんな顔で』
『いいよなー。生まれた頃からイケメンって。
な、川たん』
「そりゃ、内山くんはイケメンだけど、水瀬くんも負けてないよ。」
……………お!?
ま、円ちゃん!?
み、水瀬って…
『川たん…今なんと?』
「水瀬くん…じゃダメ?」
『なっ…どうしよう藍ちゃん。
俺、川たんに完全にノックアウトされてるんだけど…』
『ちょっ、水瀬!
俺の藍に持たれるんじゃねーよ!!』
円ちゃんからの初めての下の名前呼びに完全にノックアウトされた漣くんは、あたしに持たれると拓叶はムッと嫌そうな顔をした。
ふふっ、円ちゃんすっごく可愛い…
「二人とも、おめでとう!!」
「藍ちゃん、ありがとう…」
『さんきゅ』
照れる二人に対して、漣くんの腕を引っ張り、あたしから引き離す拓叶。
『水瀬がついに彼女持ちとはな…』
『ちょっと、拓叶くん?そろそろ怒るよ?』
『ははっ、そう怒んなって!!
二人とも、改めておめでとう。』
拓叶はさっきの表情から打って変わり、優しく微笑んだ。