もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開


別にそんなこと、誰も頼んでないのに。


…望んでもいない。



「ごめんね。色々と」


『杉崎がなんで謝んの?』


「元はと言えば、あたしがバカなことしたから。」



内山くんを見れなくなって、下を向くと右頬に内山くんの手が触れた…



『目、腫れてる…』


「バカでしょ、あたし。
自分が悪いのに、バカみたいに泣いてさ」


『何か理由があったんだろ…?』


「…うん。」


『なら、そうさせた奴が悪い。』



優しい口調…



『俺こそ…悪かった。』


「うぅん。」


『ごめん…』



そっと顔を上げると、内山くんはあたしから目を逸らして、悲しそうな顔をしていた。


あたしの前でも笑ってよ。


みんなに見せていた、あの爽やかな笑顔を…


悲しそうな顔…しないでよ。







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