もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開


ダメ。



「そんなことしたら、内山くんの印象が悪くなる」


『それがどうした?』


「どうしたって…」


『それで嫌われたら、俺はそれまでの価値だったって話だろ?』


「…怖くないの?
だって、もしみんなから嫌われたら」



あたしのせいで、もう傷つくのは見たくない。


クラスのみんなから嫌われるって本当に怖い。


学校に行く意味すらないんじゃないかってぐらい。



『それでも、お前が居るだろ』


「え?」


『二人なら何も怖くねぇって、思うけど…』


「…はは、可笑しい」


『なっ…
でも、行動しねぇと何も変わんねぇよ?』


「…」



龍也くんにフラれて、変わろうって思ってまず行動した。


いつまでもグズグズしていたくなかったから…


でも、そんなに考えは甘くなくてPTSDになって、たくさん苦しんで…



『怖いか?』


「うん」


『はは、でも俺が居るって言ったら?』



真剣な目であたしを見る内山くんの目は本気だった。


適当にその場しのぎに言っているんじゃないって伝わってくる…



『俺じゃ…頼りない?』


「うぅん…」


『まっ、黙って俺に着いてこい!』



頭を優しくポンポンっと叩くと、内山くんは歯を見せてニカッと笑った。



「はは、ありがと」


『じゃぁ、帰るか』


「うん…」




また、学校での一日が終わってしまう。





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