もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
もう、伊織には迷惑かけたくないのに。
そう思いながら顔を洗って、制服に着替える…───
飛び出したのはいいけど、これからどうしようかな。
お金もないし…
いっそ、遠く離れたあたしのことを誰も知らないところで住みたい。
いや、死んだ方がいいのかな…
よく、わかんないや。
つい昨日、内山くん達と一緒に温かいご飯食べて、楽しい…幸せだ…って思えたのに。
寝間着をバッグに詰め、脱衣所を開ける。
「ごめんね。
あたし、出て行くから朝練行って?」
『できないって!』
「なんで」
『藍を一人になんてできない』
伊織…
ほら、またこうやって迷惑かけてる。
朝練の邪魔してる。