もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
拓叶がぎゅっとあたしの手を握る…
『あと、もう少し俺の息に合わせて…』
耳元に近付けられた口から拓叶の息遣いが聴こえて、一生懸命それに合わせる…
「はぁ…」
『どう?落ち着いた?』
「…うん」
『よかった』
あたしの頭を撫でてくれる手がものすごく、心を落ち着かせてくれる。
拓叶の胸の鼓動が心地いい…
拓叶の匂い…
あたしのことを何度もぎゅっとしてくれる大きな手…
『大丈夫…俺が傍にいるから』
「拓叶…」
ダメだ。
拓叶のこと…あたし…───────