もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
首元にキラキラ輝くハート…
「か、可愛い」
『じゃ、決まりだな』
そう言うとササッとお会計に行ってしまう拓叶。
「え、ちょっと!?」
『いいから』
すんなり、会計を終えて拓叶は小さな袋を持って笑った。
『ほら、後ろ向いて』
拓叶は後からネックレスを回すと、首元に手が回って少しくすぐったくて…
『俺からの勝手なプレゼントだから』
「ありがと…すごく嬉しい」
拓叶は笑ってあたしの頭を撫でた。
誰かからのプレゼント…
それはものすごく嬉しくて…
目頭が熱くなるのが分かった。
『藍、泣くなよ?』
「…泣かないって」
『ほら、行くぞ』
さりげなく繋がれた手…────
本当に、この気持ち
止められなくなる。
もう二度と、本気の恋はしないって決めたのに。