もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
いつから…?
体調悪そうになんて見えなかった。
「拓叶…」
『心配すんなよ…
ちょっと暑さにやられただけだから』
「…」
暑さって言っても。
軽い熱中症かな…
『泣くなよ?』
「な、泣かないよ!」
『どーだかな』
拓叶は少し無理して笑って、あたしの頬に触れた…
あたし、そんなに泣いてばっかりなのかな?
今まで、あまり泣かない体質だったのに、なぜが拓叶の前ではすぐ目頭が熱くなる。
『ちょっと、寝るわ』
「うん。」
ゆっくり目を閉じた拓叶の顔は辛そうで…
頬に触れられていた部分が熱くて…
そうだ。まずは体の熱を冷まさなきゃ!