もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開




台所でタオルを絞って、拓叶の汗を拭いていく…



「Tシャツ、着替える?」


『いい…かな』


「じゃぁ、汗拭くからちょっと捲るよ?」



Tシャツを少し捲り、お腹を見るとそこには想像もしなかった痣があった…



『バレたか…』


「この痣…もしかして」


『藍と同じだよ。
俺のはたぶん、消えない』



お腹にあるのは棒なようなもので叩かれた痣…



「そんな…」


『背中にもある』



そう言うと、拓叶は身体を横にした。


恐る恐る捲ってみると、お腹とは違うタイプの痣が複数目に入った。


火傷…?


煙草と、後は熱くて長いもの…


もしかして、ヘアアイロン!?



そんな…あたしのお腹にある痣とは比べ物にならない…





< 82 / 276 >

この作品をシェア

pagetop