イケない☆時間




「あ、松村じゃん」



廊下を激走している途中、千里が竹刀を持っている松村くんを見つけた。




「あ!!!ホントだ!!!松村くぅ〜〜ん!!!!」



あたしの大きな声に気づいたのか、松村くんはこっちを見て手を振ってくれてる。




「バイバイ、里内さん。片岡さん」



片岡さんとは千里の事。




「バイバぁ〜イ!!!!」




あたしは笑顔で手を振って、靴箱を目指した。




「相変わらず、あんたはのんきでフレンドリーだね」


「まぁね!!!!」



「別に褒めてないし」




そんな会話をしながら、あたしと千里は靴箱に着いて、靴をはきかえた。




「繭、あんた靴が逆!!!」



「うわぁ!!!!ホントだぁ!!!!」



里内繭。




相変わらずの



ドジっぷり……。




発揮中。
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