イケない☆時間




あたしは秋埼をバン!!!と押して身だしなみを整えて


「はぁーい」



と笑顔で玄関のドアに向かって返事をしながら、向かいドアをガチャっと開けた。




「こんにちは、里村さん。イャ、もう暗いからこんばんはかな?」




相手が誰か分かった瞬間にあたしの顔はさらにパァァアっと明るくなる。



「松村くん!!!!」




あたしは目をキラキラさせながら松村くんの名前を呼んだ。



「これ、体操服。
明日は確か体育あるからと思ってさ。」



嘘っ……!!!!



「わざわざ届けにきてくれたの!!?」



松村くんはニッコリと極上の笑顔でコクリと頷いた。


ヤバイ!!!!



松村くんは面白いだけじゃなくて、めちゃくちゃ優しいんだぁ!!!!




「ありがとう!!!!今度なんかお礼させて?」



「え?いいよ、そんな事しなくて」



「あたしがしたいのっ」



「………分かった」



松村くんは顔を人差し指で軽くポリポリかきながら照れ笑いして言った。



か、



可愛いっ!!!!!
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