イケない☆時間
体をベットに預けてすぐに秋埼があたしの部屋に入ってきた。
「入ってこないでよ……」
「いつ、お前の親が帰ってくるか分からないだろ?」
最後に秋埼はガチャと鍵を閉めて、あたしが横になっているベットになんかかりながら
アグラをかいていた。
大きな背中。
全てを包み込んでしまうような………。
ガッチリしている、大きな大きな背中。
そんな秋埼に思わず見とれてしまったあたし。
やっぱり、
例えエロくても、
秋埼はカッコイイよ……。
「秋埼………」
「………」
「………さっきは…」
ゴメンね?
そう言おうとした時。
「何も言うな……」
秋埼があたしの言葉を途中で見事に遮った。
「え?」
「分かってっから……
お前はさっさと寝ろ」
秋埼はそう言ってくれた。
たぶん秋埼にはこれが精一杯なんだろう。
あたしは秋埼の背中を見つめながら微笑んで、
ゆっくり眠りについた。