イケない☆時間
「ちょ!!!いきなり何よ!!キスするなんて……
あんたの方が野生生物じゃないっ」
「俺は、ペットとしてお前にしただけ
お前とはパターンが違いすぎるんだよ」
うっわっ
この偉そうな態度っ
あんたは、この国の王様かっ
って感じ。
グゥウ〜〜。
「お前、男の前で腹鳴らすって……」
頭を抱えて深く、大きなため息をつく秋埼。
「だって昨日何も食べずに寝ちゃったんだもん」
あたしは、立ち上がった秋埼を見上げながらそう言った。
「………」
「?
どうしたの?」
秋埼は、あたしを無理矢理立たせて
ちゅっ
とキスをした。
すぐに唇が離れたかと思うと
あたしの唇を真っ先に捕らえて、再び深いキスをしてくる。
あたしは、目を見開いたまま秋埼のキスを受け入れていた。
唇が離れ……
「今日からは、一日一日警戒しながら外に出ろ」
そう言われた。