イケない☆時間




す、スイートガールズ……



「って誰?」




あたしがそう言った瞬間、周りの男子はさっきまで四人に黄色い声を投げてアタックしていたのに、



あたしをギロッと男子達に睨まれた。




こ、怖っ!!!!!!




あたしは、千里にパンチをバコーンと一発くらわされて



「馬鹿っ!!!!
あんた、男子達にケンカ売ってんじゃないわよっ!!」



首を千里の腕によってあたしは千里に引き寄せられ、そう言われた。



「へ?あたしなんか言った!!?」



そう言うと千里はまたあたしをバコーンと叩いて、あたしをズリズリと引きずって行った。





「痛いよぉ〜……
千里ぉ……」



「あんた、スイートガールズも知らないの??!」



ってあたしの話は無視かいっ!!!!



んまぁ、べつにいいけど………。



イャ、やっぱよくないけど………。




「うん、知らない」



あたしが能天気にそう言うと千里は人気のない所で止まり、ハァ……とため息をついた。
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