愛され姫はぶりっ子ちゃん!?
ピロン
「ん?」
メールだ、誰だろ。
お爺ちゃん?
柚香へ
お昼すぎに、この学園にOBが来るんじゃ。
じゃが、今日はわしは学園内にはいないじゃ。
頼む、お出迎えしてくれ!
しかもなぁ、そのOBなんじゃがこの間の島崎グループの御曹司なんじゃよ。
教員らには任せておけぬ。
頼んじゃぞ!
お爺ちゃんより
「なんじゃそれ!!!」
国語の先生「ど、どうしましたか?小沼さん」
はっ!今は授業中…。
「あ、いえすいませぇん!!先生が黒板に書いてる文章の答えなんですけどぉ、漢字が間違ってるなぁって思ってぇ〜!」
国語の先生「ほ、本当だ!ごめん!皆書き直してくれ!」
危なー。
てか、それどころじゃない!
もし、私が1人で出迎えとかやってたら学園中の人に怪しまれる。
それこそ、学園長と、繋がりがあるのかとかね。
よし、健人に頼もう。
2人出なら問題ないだろう。
そして、私は健人になるべく詳しい内容をメールした。
ピロン
了解か。助かる!