愛され姫はぶりっ子ちゃん!?
一之瀬side
小沼 柚香。
お前が…そうなのか?
そうなのかもしれない。
あいつには絶対何か裏がある。
屋上に来る度胸。俺達の言葉に動揺しない根性。
俺達を怖がりもしない。
それこそが1番怪しい。
怪しすぎる。
西倉「確かに、何か裏がありそうですね」
黒澤「そうか?ただの女にしか見えないんだけど」
木部「若干、僕と似てるかも」
「葉、ハッキングはどうだった」
西倉「出ましたよ。小沼柚香、16歳。3人家族で一般家庭。成績は良くなく毎回最下位。そして、1つ上の兄が事故で亡くなられています。後は特に特別な情報はありませんね。一般家庭の場合はここまでしか出ません。」
木部「お兄さんがいたのか…」
兄か…。
「ぜってえ、暴いてみせる。とりあえず、作戦を仕掛ける。未来を呼べ」
西倉「分かりました。面白くなりそうですね」
覚悟しろよ?柚香。