愛され姫はぶりっ子ちゃん!?
1時間後
「ふぅ、出来た」
これ、私じゃなく黒澤がやっていたら、確実に夕方までかかるわね。
さて、先生のところに持っていきますか。
トントン
「先生ぇ~!」
先生はクーラの効いた部屋で、優雅にコーヒーを飲んでいた。
おいおい、
やる事あるんじゃなかったのか?
先生「おっ、どうした?分からないところでもあったのか?」
「いえ、終わりました~!!」
ブフォっ!!
あ、コーヒー吹いた。
先生「嘘つくのも大概にしろよな」
うわ、信じてない。
私はプリントを渡した。
「全部解けました~!」
先生「………え、ほんとに解いたのか?」
先生はペラペラとプリントをめくる。
「はい!」
先生「…たった1時間でこの量を……。
小沼、本当は勉強できるのか?いや、これは、できるってレベルじゃない、、、」
かなり驚いてる。
ふふっもっと驚かしてやろ。
「裏の入試トップって言えば分かりますぅ~?(ニヤ)」
私は先生に耳打ちした。
先生「なっ!!お前が!?」
まぁ、これはおじいゃん。いや、学園長や、上の者しか知らないからね~。
「まぁ、この事は内緒でお願いしまぁ~す!バラしたら…」
先生「わっわかった!誰にも言わない!それに、残りの補習も無しだ!」
わーい。
まぁ、担任なら言っても大丈夫でしょ。
これから面倒事なくなるだろうし。
「じゃあ!ばいばぁ~い!新学期でね!」
「…お…う……」
あ、驚きすぎでポカーンってなってる。
ウケる。