愛され姫はぶりっ子ちゃん!?
あー何か凄く気分が悪い…。
確か誰かに薬品をかがされて…
あー、私は拉致られたのか。
ハッキングの通りだな。
という事は、
牙竜の倉庫か。
ん?誰かいる。
まだ私が起きていることに気がついてない様子。
ぶりっ子で行った方がいいかな。
よし、そうしよ。
「…ん、んん、、あれ?ここどこだろ~」
?「牙竜って族の倉庫だよ、皇輝のお姫様の柚香ちゃん」
「牙竜?はっ!そう言えば家の前で、誰かが後ろから…ねぇ、ここに~私を連れてきてどうするんですか~?…」
怖がっているように、プルプル少し震えてみる。
?「怖がらなくていいよ。お姫様には何もしないから。抵抗しなければね。俺は七宮 仁(ななみや じん)、牙竜の総長だよ」
ハッキング済みだからあんたの事は知ってる。七宮 仁、見た目は爽やかそうに見えるが、実は裏が真っ黒い。卑怯な手を使う族にはピッタリな人材。
こんな性格でたくさんの人々を騙してきたんだろうな。
ていうか、手足を縛られてて動けない。
まぁ、もう半分ほどいてるけど。