愛され姫はぶりっ子ちゃん!?
「はぁ」
あー危なかった。
顔が赤いのバレるところだった。
少し頭がパニックになっているうちに、自販機についた。
何にしようかな。
一之瀬は飲むかな。
聞くの忘れた。
まぁ、なんでもいっか。
適当に2本買って戻ろうとした。
けど私は足を止めた。
「誰。分かってるよ」
誰かが私を付けてきたらしい。
2人くらい。
??「あっれー。バレてた??」
??「感の鋭いこと」
足音でバレバレだわ。
「で、なにかしら」
元毒氷A「俺達、毒氷っていう暴走族だったんだけどよぉ、皇輝に潰されちゃってなぁ」
元毒氷「君、皇輝のお姫様だろ?」
「ええ、そうよ。だから何かしら」
こいつら、明らかにアホにしか見えない。
元毒氷A「ちょっと俺らに着いてきてくれねえかな」
「嫌と言ったら?」
カチャッ
元毒氷B「騒いだら…」
ナイフ
なるほどね。
今、刺されたら避けられない。
ビーチサンダルだし、色々と不利。
一人ずつ倒しても、何を企んでいるか分からないから、手を出せない。
ここは大人しくするべきね。
「分かったわ」