愛され姫はぶりっ子ちゃん!?














一之瀬「待たせた」


黒澤「健人きたな!!何やってたんだよー!」


一之瀬「あぁ、すっきりしたくてな露天風呂入ってきた」



山本「ちょっと待った!!!おい、元輝」


木部「…はい!」


山本「皆にちゃんと連絡したの?」


未来先輩こわーーい。



木部「したよー!!!信じて!!」


一之瀬「あ、悪い。俺がメール見るの忘れてた」



そーいう事だったのか、、、。




山本「今回は少し時間がズレていたから良かったけど、鉢合わせになったらただじゃ置かないわよ」


黒澤「こえー女」


山本「それが怜斗だったらフルボッコ確定ね」


黒澤「なんで俺だけ!?」



一之瀬「それよりもだ。露天風呂です赤姫に会った」


一之瀬以外「え!?!?」


やっぱり言っちゃうよねー!



黒澤「顔見たのか?」

一之瀬「いや、後ろ姿だけだ。嫌だったのか、こっちを振り向いてくれなかった」





顔で私だとバレるからです。




山本「私達が入った時はいなかったし、私が出た時もいなかったから、それ以降に入ったって事ね。
柚香ちゃんが入ってる時に誰か入ってきた?」


中々厳しい質問だなー。



「いえ、入ってる時は誰も入ってきませんでしたし、誰ともすれ違いませんでしたよ」



いい言い訳になった!
噛まなかったし、怪しいところなし!



西倉「それで、何か話したのですか?」


一之瀬「助けてもらったお礼を言った」


健人からお礼言われるなんて、思ってもいなかったよ。





木部「良かったね!憧れの人に会えて!それに喋れて!」


は!?


「え、憧れ??」


木部「以外だと思う??でも、実際憧れてる人沢山いるからね!美人だって噂あるし、喧嘩強いし、カッコイイし、クールだしってね!」



「へーって、あ!確かにかっこよかったし、強かった!」

危ない危ない、自分の事だから流そうとしちゃったよ。

拉致された時に、助けてもらったって設定だったの忘れてた。

なんか、褒められてるんだか、男だと思われてるんだか。



一之瀬「夕食が冷める。取り敢えず食べよう」



黒澤「そうだよ!待ってたんだよ俺わ!!」











そして、私達は夕食を食べた。























< 65 / 116 >

この作品をシェア

pagetop