愛され姫はぶりっ子ちゃん!?





「…ちゃん」



一之瀬「柚香?」




「ま、って、、お兄ちゃん」


あれ?声が出せる






一之瀬「柚香大丈夫か!?」




「はっ!現実!?」




一之瀬「…ほんとに大丈夫か?」



「って、健人…」


私は辺りを見渡して気がついた。いつの間にか部屋に戻っていたのとに。




一之瀬「覚えてるか?夕食後に颯太さんの話をしていたら倒れたんだ」



あ、確かにそんな記憶が…。




「ごめん…迷惑かけて」



一之瀬「気にするな」



健人はそう言って私の頭を撫でた。



「………」



すごく恥ずいんですけど……。


無自覚なのか何なのか。




「そ、それより皆は?」


一之瀬「あー、寝てるんじゃないか?」



寝てる?



時計を見てみると夜中の2時を回っていた。



「えっ、夜中…」


一之瀬「もうそんな時間か」



まって、もしかしてずっと傍にいてくれたの?


こんな私のために………。








「…ありがとう」




一之瀬「だから気にするな。お前のためだ」



「っ、、、」



誤解するような言葉で胸がやばい。



さっきお兄ちゃんが言っていた通りなのかもしれない。





「少し自分を追い込み過ぎたのかも…、今は少し落ち着いた。ありがとう」




一之瀬「もっと俺達に頼れ」




「…うん」



心動かされる…。




「あれ?だけど、未来先輩は?」


確か、私と同じ部屋だった気が…。



一之瀬「自分の部屋で寝ている。ここは俺が急遽借りた部屋だ。」


「な、なるほど」



理解出来た。






















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