愛され姫はぶりっ子ちゃん!?



なんか聞いた事がある泣き声だと思ったんだよ!!

ドニだとは思わなかった、、、。


ドニ家族とは一応繋がりがある。
何度かパーティーであったことがあって、ドニの面倒を見ていた。

泣き虫なのが特徴だったから、外国人の男の子って聞いた時、まさかとは思ったけど。





この中でフランス語を、喋れるのが私だけだったら良かったんだけど、健人が喋れた。

やばい。ドニ、どうにか私に気づかないで!




木部「ゆ、柚香ちゃん!なんか顔が怖いよ!」



ドニ「…ゆずか?」



ドニはついに私の存在に、気がついた。





ドニ「(あ!柚香お姉ちゃんだ!!!)」


ばれたー。



一之瀬「え?知り合いなのか?」


「ま、まぁね…」


皇輝「「!?!?」」



「(ドニ、久しぶりね)」


ドニ「(うん!会いたかったよ!!!)」



ドニは私に抱きついてきた。



「(それで、お母さん達はどうしたの?)」



ドニ「(僕がね、このホテルの中を冒険してたら迷子になっちゃったの)」



冒険って。可愛い。



「(そうなのね。じゃあ、フロントの人に聞いてきてあげるね)」



ドニ「(ありがとう!)」




黒澤「なあ健人、2人は何話してるんだ?」


一之瀬「俺はそこまで話せる訳ではない。挨拶程度だ。柚香とドニの会話は速すぎて分からない」


西倉「凄いですね柚香さん。フランス語話せるとは」


山本「確かにそうよね」









ドニ「(それより柚香お姉ちゃん、髪の毛いつもと違うね)」



「(あっ、いやこれは、染めたの!!)」



ドニ「(そうなんだ!前の時の色の方が可愛かったよ!)」


「(ドニ、ありがとう)」






そして私はフロントに行き、ドニを部屋まで連れて行ってもらうように頼んだ。





ドニ「(柚香お姉ちゃん!また次のパーティーでね!)」


「うん!楽しみにしてる」



ドニ「(健人お兄ちゃん!)」


一之瀬「ん?」


ドニ「(ありがとう!)」


一之瀬「(おう!)」




ドニ「(その他のお兄ちゃんとお姉ちゃんもありがとう!バイバイ!!)」



一之瀬・柚香以外「????」




何言ってるか分からないよね。


「手を振ってあげて。ありがとう、バイバイだって」


私が教えてあげたたら、皆直ぐに手を振った。



















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