笑ってよ、飯島くん。
「ねぇ、飯島となに話してたの?」
真理は帰り道、ニコニコしながら私に聞いてきた。
「いや、眉毛の頼みでプリントを…」
「あー、眉毛セリの扱い雑だもんね」
本当に勘弁して欲しい。
あんな風に、こき使うのは私だけだし、それを聞いてあげてしまうのも私だけだと思う。
「ちゃんと顔見た?」
あぁ、そう言えば真理がイケメンと騒いでいたな。と今気付いたので見る訳がない。
「忘れてた。でも、真理どうやって見たの?」
あんな前髪凄い長いのに、どうやったらアイツの顔面が見えるのか…。
それが逆に謎だ。
「それがさー、この前の帰り道。飯島が駅のホームに居てね、私逆のホームにいたんだけど、通過電車の風で前髪が上がったのよ」
「ふーん、違う人だったとかじゃなくて?」
真理は「私、目は悪くないもん!」と騒ぎながら、私とは反対側のホームへ上がって行った。
真理は帰り道、ニコニコしながら私に聞いてきた。
「いや、眉毛の頼みでプリントを…」
「あー、眉毛セリの扱い雑だもんね」
本当に勘弁して欲しい。
あんな風に、こき使うのは私だけだし、それを聞いてあげてしまうのも私だけだと思う。
「ちゃんと顔見た?」
あぁ、そう言えば真理がイケメンと騒いでいたな。と今気付いたので見る訳がない。
「忘れてた。でも、真理どうやって見たの?」
あんな前髪凄い長いのに、どうやったらアイツの顔面が見えるのか…。
それが逆に謎だ。
「それがさー、この前の帰り道。飯島が駅のホームに居てね、私逆のホームにいたんだけど、通過電車の風で前髪が上がったのよ」
「ふーん、違う人だったとかじゃなくて?」
真理は「私、目は悪くないもん!」と騒ぎながら、私とは反対側のホームへ上がって行った。