笑ってよ、飯島くん。
「おい、芹澤。なんか眉毛が」

それからというもの。

「ねぇ、芹澤さん。白石先生が探してたよ」

毎日

「芹澤、眉毛呼んでた」

毎日

「芹澤〜!眉毛が」

毎日毎日毎日…。

「ねぇ、なんで!?なんで先生は私ばっかりに飯島の事任せるんですか!?」

眉毛は私を呼び出しては飯島に関わる事を押し付けてきた。

「だって俺、飯島苦手なんだもん」

「40過ぎて『だもん』はキツいですよ、眉毛先生」

最近は飯島も動揺しているようだ。

絶対私から絡まれてると思ってるよ、あれ。

「いやー、助かるよ芹澤さん。だからこれからもお願いします!」

そうだ、私はイエスマン。

お願いされたら断れないの知ってるよね?

「分かりましたけど…」

あーあ、不登校になろうかな。
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