絶対命令アプリ

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晩ご飯を食べて自室へと戻り、再び勉強机に向かっていた時だった。


電子音が聞こえてきてスマホがメッセージが届いたことを知らせた。


あたしはシャーペンを机に置き、部屋の中央にある小さなテーブルに置いていたスマホに手を伸ばす。


画面を確認してみると、美奈からのメッセージだった。


あたしは教室から逃げるように帰って来てしまったから、美奈とカリンがあの後どうなったのか知らない。


慌ててメッセージを表示させてみた瞬間、血の気が引いた。


美奈から送られて来たメッセージに文章はなく、代わりに《絶対命令アプリ》の紹介が貼られていたのだ。


あたしはカリンに犬のように扱われていた美奈の姿を思い出す。