絶対命令アプリ
☆☆☆
夜になってからはかどりはじめた勉強も、さっきのメッセージのせいですっかりやる気を削がれてしまった。
あたしは小さな音で大好きなアイドルの曲を流した。
いつも聞いている曲に、心が穏やかになっていくのを感じる。
目を閉じてその歌声に集中すると、嫌な事全部忘れることができそうな気がする。
目の裏でアイドルが歌って踊る。
その映像の中に、不意に颯樹が入り込んできた。
颯樹はB組の博を従えて、博は蒼白顔だ。
すぐに目を開けてその映像をかき消そうと思ったけれど、あたしの瞼は重たくて開くことができなかった。
颯樹は博を四つん這いにさせ、その背中に座った。
夜になってからはかどりはじめた勉強も、さっきのメッセージのせいですっかりやる気を削がれてしまった。
あたしは小さな音で大好きなアイドルの曲を流した。
いつも聞いている曲に、心が穏やかになっていくのを感じる。
目を閉じてその歌声に集中すると、嫌な事全部忘れることができそうな気がする。
目の裏でアイドルが歌って踊る。
その映像の中に、不意に颯樹が入り込んできた。
颯樹はB組の博を従えて、博は蒼白顔だ。
すぐに目を開けてその映像をかき消そうと思ったけれど、あたしの瞼は重たくて開くことができなかった。
颯樹は博を四つん這いにさせ、その背中に座った。