絶対命令アプリ
光ちゃんの声が大きくなる。


その目には強い怒りが籠っている。


「相手は何て言って来たの?」


聞きたくないと思いながらも、それを聞かなければ話が前に進まないことも理解していた。


「売春を……迫られました」


光ちゃんはそう言って唇をかみしめた。


「売春!?」


あたしは思わず大きな声でそう聞き返していた。


「どうして? 友達なんだよね?」


頭が混乱する。
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