絶対命令アプリ
あっという間に数十件分の通知がたまり、あたしはその場に座り込んでしまった。


激しい動悸がして空気を吸い込むことが難しい。


このクラスの生徒だけじゃなく、他のクラスの生徒からも通知が来ている。


なんで……。


なんで!?


混乱と恐怖と驚愕。


全身から滝の様な汗が噴き出すのを感じる。


「ほら、早くゲームしようよ」


1番最初にゲームに誘って来た美奈がしゃがみ込んでそう言って来た。


あたしは美奈を見つめる。


こんなのおかしい。
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