絶対命令アプリ
怪しまれないよう、堂々と切符売り場まで歩いて行く。


一駅分の一番安い切符を3枚購入した。


電車に乗っている時間は15分ほどだ。


すぐに到着する。


そう思って振り向いた時、2人は戸惑ったような困ったような表情を浮かべていた。


「どうしても、行くの?」


亜美がそう聞いてきた。


「今更何言ってるの?」


「だって、学校が終わってからでも遅くないでしょ」


亜美の言葉に2人は今日の授業の事を気にしているのだと気が付いた。
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