絶対命令アプリ
☆☆☆
学校へ向かう足取りはとても重たかった。
みんなにどう説明すればいいのか考えてみてもいい案は浮かばない。
A組の下駄箱を確認すると、ほぼ全員が校内にいることがわかった。
みんな自主的に勉強しているのだ。
重たい体に鞭打って階段を上がって行くと、2年D組の教室が見えた。
教室の中央に1人の男子生徒が立っているのが見えた。
それだけならなにも不思議ではなかったが、その男子生徒は制服を着ていなかったのだ。
教室の中央で棒立ちになり、目からボロボロと涙をこぼしている。
「なに、あれ……」
異様な光景に亜美が立ち止まる。
あたしも同じように立ち止まっていた。
学校へ向かう足取りはとても重たかった。
みんなにどう説明すればいいのか考えてみてもいい案は浮かばない。
A組の下駄箱を確認すると、ほぼ全員が校内にいることがわかった。
みんな自主的に勉強しているのだ。
重たい体に鞭打って階段を上がって行くと、2年D組の教室が見えた。
教室の中央に1人の男子生徒が立っているのが見えた。
それだけならなにも不思議ではなかったが、その男子生徒は制服を着ていなかったのだ。
教室の中央で棒立ちになり、目からボロボロと涙をこぼしている。
「なに、あれ……」
異様な光景に亜美が立ち止まる。
あたしも同じように立ち止まっていた。