絶対命令アプリ
颯樹の家の場所走っていたけれど、中に入ったのは初めてだった。


家庭どくとくの香りが鼻を刺激し、玄関に置かれた下駄箱の上には花瓶が飾られている。


玄関横の階段を上がると４つのドアがあり、一番奥のドアへと進んで行った。


「これが俺の部屋」


促されて中に入ると意外にもスッキリとした部屋が現れた。


壁一面に本棚が置かれていて参考書がギッチリと詰め込まれている。


部屋の中央にはベッドが置かれていて、その下に透明な衣装ケースが押し込まれているのが見えた。


「勉強熱心なんだね」


机の上には広げられたままの参考書があった。


学校へ行くギリギリまで勉強していた様子だ。
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