絶対命令アプリ
「突然だったの。教室に入っていつも通り自分の席に座ったら、突然歩がわけのわからない事を言い出して、窓から飛び降りたの」
その光景を思い出したのか、亜美は強く身震いをした。
「歩は自分から飛び降りたのか? 誰かに命令されてじゃなくて?」
颯樹の言葉に亜美は「わからないけど、命令されたような感じじゃなかった」と、答えた。
しかし、あたしの脳裏には嫌な予感があった。
あたしは歩にツバサを殺させてしまっているのだ。
それを気に病んで自殺した可能性だってある。
そう考え始めると、そうとしか思えなくなってきてしまう。
歩には、自殺するほどの悩みがあったとも思えない。
「貴美子大丈夫?」
いつの間にか亜美以上に蒼白顔になっていたようで、亜美がそう聞いて来た。
その光景を思い出したのか、亜美は強く身震いをした。
「歩は自分から飛び降りたのか? 誰かに命令されてじゃなくて?」
颯樹の言葉に亜美は「わからないけど、命令されたような感じじゃなかった」と、答えた。
しかし、あたしの脳裏には嫌な予感があった。
あたしは歩にツバサを殺させてしまっているのだ。
それを気に病んで自殺した可能性だってある。
そう考え始めると、そうとしか思えなくなってきてしまう。
歩には、自殺するほどの悩みがあったとも思えない。
「貴美子大丈夫?」
いつの間にか亜美以上に蒼白顔になっていたようで、亜美がそう聞いて来た。