絶対命令アプリ
「どうしよう……あたしのせいかもしれない」
あたしはそう言い、自分の口元に手を当てた。
このまま黙っている事だってできる。
けれど、それは自分の精神状態がゆるさなかった。
歩が飛び降りたのが自分のせいだなんて、自分1人で抱えていられることじゃなかった。
あたしは亜美と颯樹にツバサにやられたことを説明した。
「なにそれ、最低!」
亜美が顔をしかめ、非難の声を上げる。
「あたし、どうしてもツバサが許せなくて、歩に命令したの……ツバサを殺してって」
最後の方は情けなくなるくらい、声が小さくなってしまった。
しかし、2人にはしっかりと届いているはずだった。
あたしはそう言い、自分の口元に手を当てた。
このまま黙っている事だってできる。
けれど、それは自分の精神状態がゆるさなかった。
歩が飛び降りたのが自分のせいだなんて、自分1人で抱えていられることじゃなかった。
あたしは亜美と颯樹にツバサにやられたことを説明した。
「なにそれ、最低!」
亜美が顔をしかめ、非難の声を上げる。
「あたし、どうしてもツバサが許せなくて、歩に命令したの……ツバサを殺してって」
最後の方は情けなくなるくらい、声が小さくなってしまった。
しかし、2人にはしっかりと届いているはずだった。