絶対命令アプリ
☆☆☆
拓たちが考えた計画はこうだった。
最近の学校内の様子を見て懸念に感じている校長は、明日の朝体育館で全校集会を開く予定にしているらしい。
全校集会やイベント事の時は、生徒たちは持っているスマホを担任の教師に提出することになっている。
それを見計らい全校生徒のスマホにアプリを広めるのだと言うのだ。
拓の提案にあたしは目を丸くして「そんなこと、できるの?」と、聞いた。
アプリが広まってきていると言っても、全校生徒分のスマホに広めようと思えば大変な作業になる。
そもそも、提出したスマホがどこでどのように管理されているのか、あたしたちは知らない。
その懸念を口にすると、拓は「スマホは職員室で保管されるはずだ。それぞれの担任が専用の袋に入れている」と、答えた。
拓たちが考えた計画はこうだった。
最近の学校内の様子を見て懸念に感じている校長は、明日の朝体育館で全校集会を開く予定にしているらしい。
全校集会やイベント事の時は、生徒たちは持っているスマホを担任の教師に提出することになっている。
それを見計らい全校生徒のスマホにアプリを広めるのだと言うのだ。
拓の提案にあたしは目を丸くして「そんなこと、できるの?」と、聞いた。
アプリが広まってきていると言っても、全校生徒分のスマホに広めようと思えば大変な作業になる。
そもそも、提出したスマホがどこでどのように管理されているのか、あたしたちは知らない。
その懸念を口にすると、拓は「スマホは職員室で保管されるはずだ。それぞれの担任が専用の袋に入れている」と、答えた。