絶対命令アプリ
あたしはステージ横の時計をジッと見つめる。


集会が始まってから30分が経過していた。


まだまだ校長からの話は終わりそうになく、今度は受験を控えた3年生へ向けてのエールに切り替わっていた。


あたしは母親から借りて来た予備のスマホを確認した。


3人からの連絡は来ていないから、きっと順調に進んでいるのだろう。


この集会が終った時、すべてが終わっていればいい。
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