絶対命令アプリ
けれどこっちの方が日に焼けていて、活発そうなイメージがあった。


颯樹はすぐに立ち上がり「お邪魔してますアカリさん」と、その人へ向けて頭を下げた。


「お邪魔してます」


颯樹に合わせてそう言うと、アカリさんはあたしの目の前に立ちマジマジと見つめて来た。


美人に至近距離で見つめられると、なんだか照れてしまう。


俯いてしまいそうになるのをなんとかこらえていると、アカリさんがパッと笑顔になった。


「この子颯樹の彼女?」


クルリと振り向いて颯樹へそう質問するアカリさん。


あたしはアカリさんの質問に心臓が大きく跳ねてしまった。


「違いますよ」
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