絶対命令アプリ

「昨日Ｂ組の生徒から紹介が来たの。だけどまだ誰にも紹介してないし、プレイもしてない」


カリンの言葉にクラス内が静まり返った。


みんなカリンから視線をそらしたり、俯いたりしている。


あのアプリと関わり合いたくないという気持ちがアリアリと浮かんできている。


そんな中ただ1人颯樹だけはジッとこの展開を見守っていた。


今はまだ博との主従関係が続けているため、余裕があるのだ。


「ねぇ、美奈、あたしとゲームして」


カリンの言葉に美奈は左右に首を振った。


「それなら、あたしは美奈にこのアプリを紹介する」


そう言ってカリンはスマホを取り出した。


美奈が青ざめてカリンを止めに入る。


「やめて！」