3度目であなたという綿菓子が溶けました。





ある日の夜、
顔色の悪いあなたが、
私を迎えに来てくれました。



抜け出したあなたは、
私の手をぎゅっと握って、
どこかへと歩き出しました。





着いた場所は、
お祭り中の神社でした。



あなたはパジャマのポケットから小銭を出して、
私に綿菓子を買ってくれました。



歩きながら二人で、
甘くふわふわ、
すぐにでも溶けてしまいそうな、
綿菓子を食べました。








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