3度目であなたという綿菓子が溶けました。





少し歩いたところで、
あなたは力尽きるように、
神社の境内に座り込みました。




あなたの隣に座った私は、
祭りの明かりを見つめました。




次第にあなたは私に寄りかかり、
ひざに頭を乗せました。




苦しそうに息を吐き、
ひどくせき込んで、
あなたは弱っていきました。





痛くて、苦しくて、
流すあなたの涙が、
私のひざを濡らしていきました。











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