恋愛結婚は不幸結婚 婚活女子のための結婚指南
4章 結婚色々
 結婚を考えるときに、「そもそも結婚は本当に幸せなのか?」ということが話題に上がることが多いです。
 結婚は幸せなのかどうか。
 実際のところは、それはやってみないとわからないというほかありません。
 幸せはその人がどう感じるかという問題ですから、すべての人が同じ感想を持つことはありません。
 私は、結婚はうまくやらなければ幸せになれないものだと思っています。逆に言うと、うまくやれば幸せになることができます。

 恋愛結婚の離婚率が4割を占める一方で、お見合い結婚の離婚率は1割にとどまっています。
 この数字から「お見合い結婚こそが幸せな結婚」と考える人もいます。
 しかし、それは一概には言えません。
 お見合い結婚も時代が変わり、いまやネット婚活などなど個人でやる時代です。
 一昔前の婚活と言えば、家同士の結婚という側面がありました。
 お見合いにお互いの家が介入するというものです。
 いまは親が間に入らず、個人個人がお見合いをします。
 だから、お見合いもより恋愛に近い概念になっているということです。
 お見合いと恋愛の狭間が見えにくくなった今日では、お見合いか恋愛かという分け方をするのが不適切になりました。
 大切なことは、「戦略を持って結婚する」ということです。
「愛があれば他は何もいらない」
 ついついドラマの1シーンみたいに先走ってしまいがちですが、現実はそう簡単なものではありません。
 愛だけでは決して長い結婚生活を攻略することはできません。
 愛が持つのはせいぜい2年か3年です。
 だからこそ、恋愛結婚のほとんどは破綻しています。愛だけで何十年と続く結婚生活を乗り越えようとしても土台無理なのです。

 お見合い結婚と恋愛結婚についてはこんな見方もあります。
「恋愛結婚は最初に恋愛があるから、愛がマックスの状態から結婚生活が始まる。後は愛が冷めるだけ」
「お見合い結婚は結婚してから愛を育むから、愛が0の状態から始まる。愛を育てる伸びしろがある」
 面白い見方ですね。愛が0から始まるお見合い結婚のほうが結婚生活に希望があるという考え方です。
 それは一理も二理もあると思います。
 何事もマックスの状態は長く続きません。恋愛結婚の場合、マックスの状態から下がるばかりだからうまくいかないというわけです。
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