あの夏、君に恋してる
そんな事を考えて突っ立っていたせいで不審に思われたのか、夏空先輩と目があってしまった。


(…!)


なぜだか、目がそらせない。
夏空先輩も、目をそらさない。


(なんで…?)


「そら〜ねえねえうちらさあ〜ってなに見てるの??」


夏空先輩が女の先輩に話しかけられて、ようやく目をそらした。
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