あの夏、君に恋してる
名前知ってます、って言いそうになった。
こんなに顔が整ってるのだから、少し鼻につくような態度かと思ってたら、爽やかで優しくて、、
(こりゃあモテるわけだわ。)
1人で納得してしまった。
*
*
「え〜!叶瑚、夏空先輩とペアなの?ラッキーじゃん!チャンスじゃん!ちょー運良い!!」
昨日まで散々、昔から運が悪いってばかにしてきたくせに、ひーちゃんったらころころ変わるんだから。
「だから、私、夏空先輩のこと好きじゃないってば〜!」
「私はお似合いだと思うんだけどな〜!」
「もうひーちゃん!!!」
ひーちゃんといつものようにじゃれあっていたら、教室のドアの方が騒がしくなった。
「叶瑚!国語の教科書貸してくれない?」
こんなに顔が整ってるのだから、少し鼻につくような態度かと思ってたら、爽やかで優しくて、、
(こりゃあモテるわけだわ。)
1人で納得してしまった。
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「え〜!叶瑚、夏空先輩とペアなの?ラッキーじゃん!チャンスじゃん!ちょー運良い!!」
昨日まで散々、昔から運が悪いってばかにしてきたくせに、ひーちゃんったらころころ変わるんだから。
「だから、私、夏空先輩のこと好きじゃないってば〜!」
「私はお似合いだと思うんだけどな〜!」
「もうひーちゃん!!!」
ひーちゃんといつものようにじゃれあっていたら、教室のドアの方が騒がしくなった。
「叶瑚!国語の教科書貸してくれない?」